MINOLTA 標準レンズ


■New MD
MD 50mm 1:1.2 MD 50mm 1:1.4 MD 50mm 1:1.7
  MD MACRO 50mm 1:3.5
■MD ROKKOR
MD ROKKOR 45mm 1:2 MD ROKKOR 50mm 1:1.7φ55mm MD ROKKOR 50mm 1:1.7φ49mm
■MC ROKKOR
MC ROKKOR-PG 50mm 1:1.4 MC ROKKOR-PF 50mm 1:1.7 MC MACRO ROKKOR-QF 50mm 1:3.5
MC ROKKOR-PG 58mm 1:1.2
■AUTO ROKKOR
ROKKOR-TD 45mm 1:2.8

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# Type Spec レンズの特徴
*1)
描写 Impression 仕上げ ひとこと
1 MD 50mm 1:1.2

[Large Image]
<レンズ構成について>
自社開発の高屈折率ガラスで構成。
適切なレンズ配置
<諸収差について>
球面収差の発生を抑止し、像面性およびコマ収差、倍率収差の悪化を防止
<描写について>
フレア特性および演色性に万全の配慮がなされている。
絞り開放時より優れた描写力を示す。
4.0:シャープネス(開)
5.0:シャープネス(絞)
9.5:発色
4.0:ボケ具合(開)
5.0:ボケ具合(絞)
5.0:ヌケ

32.5:合計
  (Max.:35)
10.0:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ65mm
全長:46.0mm
重量:310g

距離環:金属
絞り環:金属
絞り羽:6枚

質感:5.0
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ミノルタ標準レンズの最高峰。
開放付近では周辺の収差が目立つが、5.6くらいまで絞り込めば発色、ヌケ、ピン、ボケとも申し分ない。
絞り込みが必要なようでは大口径の意味が無いようにも思うが、明るいファインダーは何事にも変えがたい魅力なのである。
巷では収差のデカいダメレンズと言われることが多いが,NMDの中ではお気に入りBEST3に入る。
2 MD 50mm 1:1.4

[Large Image]
<レンズ構成について>
自社開発の高屈折率ガラスで構成
<諸収差について>
ガウス型の欠点であるコマ収差を補正することに成功
<描写について>
絞り開放から全画面にわたりハイコントラストで高解像力が得られる。
主要被写体背景のボケ味にも十分配慮されている
4.0:シャープネス(開)
4.5:シャープネス(絞)
8.0:発色
4.0:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.5:ヌケ

29.0:合計
  (Max.:35)
4.0:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ64mm
全長:40.0mm
重量:235g

距離環:プラ
絞り環:プラ
絞り羽:6枚

質感:3.0
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ミノルタNMD標準レンズの中核。良くも悪くも優等生。
チープな仕上げの分、だいぶ損をしている気がする。
軽量セットの一本としてお勧め
3 MD 50mm 1:1.7

[Large Image]
<レンズ構成について>
2番目と3番目のレンズの間に位置する空気レンズにより
<諸収差について>
コマフレアを除去するなど諸収差を良好に補正
<描写について>
画面全体にわたりコントラスト、シャープネスとも高い。
開放からフレアの少ない優れた描写性能
4.0:シャープネス(開)
4.0:シャープネス(絞)
7.0:発色
4.0:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.5:ヌケ

27.5:合計
  (Max.:35)
1.0:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ64mm
全長:36.0mm
重量:165g

距離環:プラ
絞り環:プラ
絞り羽:6枚

質感:3.0
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X-600のおまけについてきた。
冷静に性能だけを見てみると、決して悪いレンズだとは思わないが、発色がやや渋めか。
このレンズもチープな仕上げの分、損をしている。
NMD50mm1.4と重さが殆ど変わらないため、ほとんど出番が無くなってしまった。
4 MD MACRO 50mm 1:3.5

[Large Image]
<レンズ構成について>
−記載なし−
<諸収差について>
像の歪みや崩れを防止するため、歪曲収差、像面湾曲、球面収差など諸収差を良好に補正。
さらに周辺光量も十分に確保
<描写について>
撮影倍率の変化に伴う、収差の崩れも最小限にとどめ、一般撮影にも十分な描写力を発揮する。
4.5:シャープネス(開)
5.0:シャープネス(絞)
8.0:発色
4.5:ボケ具合(開)
4.5:ボケ具合(絞)
5.0:ヌケ

31.5:合計
  (Max.:35)
1.5:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ64mm
全長:55.5mm
重量:200g

距離環:金属
絞り環:金属
絞り羽:6枚

質感:4.5
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今となってはf値3.5と控えめなスペックだが、写りは侮れない。
近接時のボケはなかなか綺麗で、あのZUIKO50mmf2 MACROともタメを張れる。(言い過ぎ?)
銘レンズと賞賛される次世代機のAF50mm f2.8 MACROに通じる血統の良さを感じさせる。
フィルター枠がプラ製なのが惜しいが、その他の部分は全金属で質感は良い。
f値が暗いので常用するには躊躇いを感じるが、値段はさほど高くなく、1万以下なら手に入れても良いかと思う。
5 MD ROKKOR 45mm 1:2

[Large Image]
<レンズ構成について>
高性能を維持しながらガウスタイプの45mm化に成功。
<諸収差について>
−記載無し−
<描写について>
開放からコントラストが高く、シャープな描写。
4.0:シャープネス(開)
4.5:シャープネス(絞)
8.0:発色
4.0:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.5:ヌケ

29.0:合計
  (Max.:35)
4.5:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ64mm
全長:30.5mm
重量:125g

距離環:金属
絞り環:プラ
絞羽数:5枚

質感:3.5
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重量125gと、おそらくミノルタ最軽量レンズ。
あまり使い込んではいないが、50mmf1.7とそれほど差があるとは思わない。
発色はこちらのほうが好み。
一時期随分と持ち上げられたが、そのチープな外観が災いしたのか、異様に高騰したZUIKO40mmと明暗を分けた。
1万以下で手に入れることができるのなら、良いレンズと思う。
45mmと言う新鮮な焦点距離を楽しむのがよいかと。
6 MD ROKKOR 50mm 1:1.7 φ55mm

[Large Image]
<レンズ構成について>
2番目と3番目のレンズの間に位置する空気レンズによりコマフレアを除去するなど諸収差を良好に補正。
<諸収差について>
−記載無し−
<描写について>
画面全体にわたりコントラスト重視の設計。
開放からフレアの少ない優れた描写性能
4.0:シャープネス(開)
4.0:シャープネス(絞)
6.0:発色
4.0:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.0:ヌケ

26.0:合計
  (Max.:35)
2.0:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ64mm
全長:40.0mm
重量:185g

距離環:金属
絞り環:プラ
絞羽数:6枚

質感:3.5
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MC50mmf1.7が思いのほか良かったので、XD用に購入した。
良いアガリを期待してちょくちょく出動したが、条件にも恵まれず期待した結果は得られていない。
発色はマゼンタがやや強い気がする。
光学系はMC50mmf1.7と同じはずなので、コーティングor経年変化による差か?
7 MD ROKKOR 50mm 1:1.7 φ49mm

[Large Image]
<レンズ構成について>
−記載無し−
<諸収差について>
コマフレアの除去を始め、画面全体にわたりコントラスト重視の設計。
<描写について>
開放状態での撮影でもコントラスト・シャープネスともに高く、諸収差も良く補正されていてあらゆる意味で万能レンズとして使用できる。
50mm f1.4とともにロッコールを代表するレンズ。
4.0:シャープネス(開)
4.0:シャープネス(絞)
7.0:発色
4.0:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.5:ヌケ

27.5:合計
  (Max.:35)
0.5:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ64mm
全長:36.0mm
重量:160g

距離環:金属
絞り環:プラ
絞羽数:6枚

質感:3.5
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NewMD50mm f1.7と同じ光学系だが、デザインは”いかにも”MDロッコール、といった先すぼまり型で、見た目の印象は大きく異なる。
直径、全長ともNewMD版と同じだが、デザインのせいかこちらのほうが小さく感じる。
重量はわずかに軽い。(NewMD:165g、MD:160g)
性能的に悪いとは思わないが、MDロッコールを使うときは、MD45mm f2が多いので、ほとんど出番は無い。
8 MC ROKKOR-PG 50mm 1:1.4
[Large Image]
<レンズ構成について>
5群7枚。変形ガウスタイプを採用して焦点距離を50mmとした。
<諸収差について>
各収差を完璧に補正。
<描写について>
画面中央部はもちろん、周辺部までハイコントラスト、高解像度を得ることができる。
コーティングはアクロマチックコーティング。
カラーの再現力はもちろん、高解像力でボケ味の美しい画調を生み出す。
4.0:シャープネス(開)
4.5:シャープネス(絞)
8.0:発色
5.0:ボケ具合(開)
4.5:ボケ具合(絞)
4.5:ヌケ

30.5:合計
  (Max.:35)
2.0:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ65mm
全長:46.0mm
重量:305g

距離環:金属
絞り環:金属
絞羽数:6枚

質感:4.0
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古いレンズ資産を再活用すべく、Micro Four Thirds Systemを使い出してますが、本レンズを借用する機会があったので使ってみたところ、思っていた以上にクリアできれいなショットが得られた。
しばらくするとHARD OFFでお手ごろ価格だったためGET。実に8年ぶりのロッコールレンズ導入。
Micro Four Thirds 純正レンズでも18mm〜280mm(35mm版換算)まで一通りカバーしていたので、新たにminoltaのレンズを導入する必要はなかったのだが、それでも買う気にさせてくれた。
9 MC ROKKOR-PF 50mm 1:1.7

[Large Image]
<レンズ構成について>
非対称ガウスタイプのレンズでミノルタ独自の新種ガラスを導入
<諸収差について>
−記載無し−
<描写について>
開放状態の撮影でもコントラスト・解像度は一段と向上。
4.0:シャープネス(開)
4.5:シャープネス(絞)
7.0:発色
4.0:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.0:ヌケ

27.5:合計
  (Max.:35)
2.5:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ65mm
全長:41.0mm
重量:240g

距離環:金属
絞り環:金属
絞羽数:6枚

質感:4.0
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XEのおまけに付いてきた。
当時すでにNDM50mmf1.4を持っていたため出番が無かったが、ある日なんとなくX-500と組み合わせて使ってみたところ、かなり良いアガリを得る事が出来た。
条件にも恵まれていたのだが、今のところ標準レンズでのベストショットはこのレンズによるもの。
質感も全金属で申し分ないはずなのだが、メッキの違いによるためか、鏡胴の仕上げが幾分チープに感じる。
10 MC MACRO ROKKOR-QF 50mm 1:3.5

[Large Image]
<レンズ構成について>
新種ガラスを採用した4群6枚のガウス型。
<諸収差について>
球面収差・像面湾曲・歪曲収差などを完全に取り去る。
<描写について>
−記載無し−
4.0:シャープネス(開)
4.5:シャープネス(絞)
7.0:発色
4.0:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.0:ヌケ

27.5:合計
  (Max.:35)
2.0:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ67mm
全長:55.5mm
重量:345g

距離環:金属
絞り環:金属
絞羽数:6枚

質感:4.0
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「ロッコール伝説」にも紹介された有名レンズ。
ミノルタもよほど自信を持っていた(?)のか、
MC以前のロッコール版が1961年12月に登場して以来、NewMD版に至るまで同じ光学系で通したようで、40年以上を経た2004年現在も販売が継続されている。
おそらくはミノルタ史上、最も長寿となったレンズ。
NewMD版と比べると、色味がやや地味な気がするが、MCレンズに良くある黄色っぽさは、あまり感じられない。
11 MC ROKKOR-PG 58mm 1:1.2

[Large Image]
<レンズ構成について>
透過率の最も高いハイ・インデックスガラスを5枚使った5群7枚構成。
<諸収差について>
非点収差・コマ収差の排除で描写性能は一段と向上。
<描写について>
画面中心部はもちろん中帯部・周辺部も開放状態ですっきりした画像に仕上がる。
4.5:シャープネス(開)
5.0:シャープネス(絞)
7.0:発色
4.5:ボケ具合(開)
4.5:ボケ具合(絞)
4.0:ヌケ

29.5:合計
  (Max.:35)
5.0:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ71mm
全長:54.0mm
重量:480g

距離環:金属
絞り環:金属
絞羽数:8枚

質感:4.0
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MC時代の標準レンズ最高峰。
最高級レンズらしく、絞り羽は8枚と奢っている。
自分の好み的にはNMD50mm1.2と甲乙つけがたい。
焦点距離が長い分設計に余裕があったためか、収差補正はこちらの方が良好だと思う。
特に開放付近での写りの良さは、ミノルタMF中最高か?
惜しいことに発色がややアンバー寄りで、あまり好みではない。
また、大口径らしく逆光に対しても弱い。
このレンズも58mmという、今となっては新鮮な焦点距離を楽しむのが良いかと思う。
12 AUTO ROKKOR-TD 45mm 1:2.8

[Large Image]
−資料なし− 3.5:シャープネス(開)
4.0:シャープネス(絞)
8.0:発色
3.0:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.0:ヌケ

26.5:合計
  (Max.:35)
3.0:使用頻度
  (Max.:10)
直径:Φ61mm
全長:18.0mm
重量:130g

距離環:金属
絞り環:金属
絞羽数:8枚

質感:4.0
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AUTO Rokkor時代の薄型廉価レンズ。とはいえ、絞り羽は8枚と奢っており、カメラが貴重品だった良き時代を偲ばせる。
本比較表には出てこない、コマ収差などがかなり目立ち、性能的に見るべきところは無いが、逆にここまで目立つとかえって面白い。
発色的には当時のレンズらしくアンバー寄りだが、赤錆びたトタン板や木の葉が落ちきった砂地など、寂寥感漂う場面にハマルと結構雰囲気が出て、写りの好み的には実は結構上位だったりする。
黄色いレンズは黄色いシチュエーションが似合うのか(^^;
初冬〜初夏にかけて出番が増える。
備考 <Impressionの項目について>
・シャープネス(開) 絞り開放「付近」でのシャープネス。 (絞り全開で使うことがあまりないので,大体1〜2絞り絞った状態でと思ってください。)
・シャープネス(絞) 真ん中〜+1段絞り込んだ「付近」でのシャープネス。
・発色 本比較項目中最も当てにならない項目(^^;。
というのも,ポジをルーペで覗き込むよりはプリントの方が好きなので,ネガしか使っていません。
(しかもおサイフに優しく,巷で最も手に入りやすいFUJIのSUPERIA400ばっかりという...)
当然プリントの段階でカラーバランスは好きなように変えられてしまうため,レンズ本来の色再現性などというものは全く無視となってしまいます。ごめんなさい。
考えようによっては最も気軽に使える条件ではあるので,ネガで使ったらどうなるか,ぐらいのご参考程度と考えてください。
・ボケ具合(開) 絞り開放「付近」でのボケ味。 (絞り全開で使うことがあまりないので,大体1から2絞り絞った状態でと思ってください。)
・ボケ具合(絞) 真ん中〜+1段絞り込んだ「付近」でのボケ味。
・ヌケ 撮影条件によりフレアの出やすい場合もあるので,かなりテキトウデス。
・合計 上記各項目ポイントの合計値。
・使用頻度 最も出動回数の多いレンズを10とした場合の相対値
*1) 参考文献
NMD :「TRY US」、ミノルタカメラ株式会社 1981年発行
MD :「ミノルタのすべて」 株式会社朝日ソノラマ 昭和53年発行
MC :「MINOLTA一眼レフ用交換レンズとアクセサリー」 ミノルタカメラ株式会社 1974年7月印刷


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