MINOLTA ズームレンズ


# Spec レンズの特徴
*1)
描写 Impression 仕上げ ひとこと
1 NMD 24-50/4 <レンズ構成について>
前群に負屈折力、後群に正屈折力を配した2成分構成
<諸収差について>
ズーミングによる諸収差の変動・拡大を抑制。
50mm側における高次球面収差の除去に成功
<描写について>
描写力は単焦点レンズに匹敵する
4.0:シャープネス(開)
4.5:シャープネス(絞)
8.0:発色
3.5:ボケ具合(開)
3.5:ボケ具合(絞)
3.5:ヌケ

27.0:合計
(Max:35)
4.5:使用頻度(Max:10)
金属:距離環
金属:絞り環
5.0:質感
「昔のズーム」と思うわりにはピン、発色とも良い。
サイズもコンパクトで使いやすいが、最短撮影距離の長さが弱点(1m)。寄れない。
なぜか中玉がかびて真っ白な固体が多い。ズームの宿命とはいえ、このレンズは特に多いように思う。
専用フードを着けたときのスタイリングは魅力的。
モードラ付のX-700などと組み合わせると結構迫力がある。
2 NMD 28-85
/3.5-4.5
<レンズ構成について>
標準ズーム35-70mmのグレードアップレンズ
<諸収差について>
−記載なし−
<描写について>
−記載なし−
3.0:シャープネス(開)
3.5:シャープネス(絞)
5.0:発色
3.0:ボケ具合(開)
3.0:ボケ具合(絞)
3.5:ヌケ

21.0:合計
(Max:35)
3.0:使用頻度(Max:10)
金属:距離環
プラ:絞り環
4.0:質感
これ一本でたいがい間に合ってしまう焦点距離だが、写りは今ひとつ。
ガラスの枚数が多いことが影響しているのか。ミノルタの誇るコーティング技術をもってしても如何ともし難かったか?
図体がでかいことも相まって35-70の陰に隠れている。
3 NMD 35-70
/3.5 MACRO
<レンズ構成について>
前群の特徴あるレンズ配置。
後群に変形トリプレットタイプを採用
<諸収差について>
球面・歪曲収差の変動を抑制。
コマ・色収差の補正
<描写について>
ズームレンズながら描写性能は単焦点レンズに匹敵する高性能
4.0:シャープネス(開)
4.5:シャープネス(絞)
8.0:発色
3.5:ボケ具合(開)
3.5:ボケ具合(絞)
4.0:ヌケ

27.5:合計
(Max:35)
2.0:使用頻度(Max:10)
金属:距離環
プラ:絞り環
4.0:質感
ライツバリオエルマーの血をひくと言われるだけあり、「昔のズーム」と思うわりにはピン、発色とも良い。
サイズもコンパクトで、思いのほか使える。
ただ、2倍ズームなのでどうしてももう一本もって行きたくなる
4 NMD 50-135
/3.5
<レンズ構成について>
マスターレンズ部の構成を簡素化した12枚構成とし、同クラスのレンズとしては極めて小型・軽量
<諸収差について>
−記載なし−
<描写について>
ズーム全域にわたり、絞り開放から優れた解像力と高コントラスト
4.0:シャープネス(開)
4.5:シャープネス(絞)
8.0:発色
3.5:ボケ具合(開)
3.5:ボケ具合(絞)
4.0:ヌケ

27.5:合計
(Max:35)
1.5:使用頻度(Max:10)
金属:距離環
プラ:絞り環
4.0:質感
昔のズームにしてはピン、発色とも良く、思いのほか使える。
写り具合は、35-70f3.5よりこっちの方が好みで、MD ZOOMの中では一番好みかも。
直進式(1リング)ズームのため、サイズはデカイが、NMD70-210などと比べるとずっとコンパクト。(当たり前か)
気軽に持ち出す上限ぎりぎりといった感じ。
5 NMD 70-210
/4
<レンズ構成について>
マスター系をテレタイプとし、望遠比が小さい極めて小型軽量レンズ。
前群繰り出フォーカシング方式により、クローズアップ撮影をズーム全域庭対可能とした。
<諸収差について>
ズームの長焦点側で起こりがちな非点収差、歪曲収差を十分に補正。
<描写について>
−記載なし−
3.5:シャープネス(開)
4.0:シャープネス(絞)
6.0:発色
3.5:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.0:ヌケ

25.0:合計
(Max:35)
1.5:使用頻度(Max:10)
プラ:距離環
プラ:絞り環
3.0:質感
先々代のMC80-200f4.5がライツバリオエルマーの血をひいているという噂があり、その後継機種ということもあって期待していたが、いまのところ写りは今ひとつと言う印象。
サイズもそれなりに大きいため、出番が減っている。
6 NMD 100-500 APO/8 <レンズ構成について>
定評のある従来の100-500mmにAD(異常分散)ガラスを使用を使用
<諸収差について>
色収差をほぼ完璧に抑えた
<描写について>
コントラストの高い鮮明描写を実現
3.5:シャープネス(開)
4.0:シャープネス(絞)
8.0:発色
4.0:ボケ具合(開)
4.0:ボケ具合(絞)
4.0:ヌケ

27.5:合計
(Max:35)
0.5:使用頻度(Max:10)
金属:距離環
金属:絞り環
5.0:質感
「AD(異常分散)ガラス使用!」の頼もしい謳い文句から、スカッとした抜けのよさを期待していたのだが、さすがに開放値f8ではファインダーが暗くてピントが合わせづらい。
ピンが曖昧なままシャッターを切っているため、いまいち写りのよさを実感できていない。
(要は使いこなせていない(^^;)
もっと明るいシチュエーションで、砂摺りマット(X-1/XE)あたりと組み合わせて再出撃してみないと真価がわからないが、その大きさ故、なかなか出番がない(^^;
備考 <Impressionの項目について>
・シャープネス(開) 絞り開放「付近」でのシャープネス。 (絞り全開で使うことがあまりないので,大体1〜2絞り絞った状態でと思ってください。)
・シャープネス(絞) 真ん中〜+1段絞り込んだ「付近」でのシャープネス。
・発色 本比較項目中最も当てにならない項目(^^;。
というのも,ポジをルーペで覗き込むよりはプリントの方が好きなので,ネガしか使っていません。
(しかもおサイフに優しく,巷で最も手に入りやすいFUJIのSUPERIA400ばっかりという...)
当然プリントの段階でカラーバランスは好きなように変えられてしまうため,レンズ本来の色再現性などというものは全く無視となってしまいます。ごめんなさい。
考えようによっては最も気軽に使える条件ではあるので,ネガで使ったらどうなるか,ぐらいのご参考程度と考えてください。
・ボケ具合(開) 絞り開放「付近」でのボケ味。 (絞り全開で使うことがあまりないので,大体1から2絞り絞った状態でと思ってください。)
・ボケ具合(絞) 真ん中〜+1段絞り込んだ「付近」でのボケ味。
・ヌケ: 撮影条件によりフレアの出やすい場合もあるので,かなりテキトウデス。
・合計: 上記各項目ポイントの合計値。
・使用頻度: 最も出動回数の多いレンズを10とした場合の相対値
*1) 参考文献
NMD :「TRY US」、ミノルタカメラ株式会社 1981年発行
MD :「ミノルタのすべて」 株式会社朝日ソノラマ 昭和53年発行
MC :「MINOLTA一眼レフ用交換レンズとアクセサリー」 ミノルタカメラ株式会社 1974年7月印刷


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